時は現代、場所は渋谷。 道玄坂にあるビルの一つ「坂上不動産」は一見なんの変哲もない不動産屋だ。 両親を早くに亡くし、姉の満留と一緒に、先祖代々経営してきた「坂上不動産」を受け継いだ高校生・坂上陽介は家業を手伝いながら普通に暮らしている。 だが、彼には秘密があった。人ではないモノ―妖怪―が見えてしまう瞳を持っているのだ。 そんな坂上不動産に今日も居場所を求める人々が訪れる―――。